〇個人事業主のための税務説明会(12月4日)
毎年外国人向けの無料税務相談会を行ってます。近年多いのはブラジル人の個人事業主による相談のため、確定申告に向けて準備を整えるために帳簿の整理など、必要経費の具体例も含めて決算のしかたについて浜松西税務署が説明されました。
参加者からは「自宅で働いているので、家賃や光熱費を事業の経費とすることが出来るのは知らなかった」「今後は日々の記帳の整理をきちんとする」などのコメントをいただきました。
〇ブラジル人のための調停について(12月19日)
NPO浜松ブラジル人協会(ABRAH)との共催で、2021年9月に開始された在ブラジル人向けのWEB和解調停サービスについてのセミナーが行われました。和解調停は、離婚や未成年の子どもの親権、慰謝料、離婚時の財産分与など、いろいろな場面でインターネットを利用して解決できるようになりました。
講師を務めたABRAHの代表・ブラジル人弁護士石川エツオ氏はこのプロジェクトの立ち上げに2013年から関わっており、セミナーに参加されたブラジル人も感謝の気持ちを込めて熱心に聞いていました。
〇老後に備えるためのセミナー(2月19日)
フィリピン人を対象に「日本の年金」についてのセミナーが開催されました。
浜松東年金事務所国民年課の金横山課長は国民年金と厚生年金の違いから将来のライフシミュレーション、経済的に困っている時の「免除申請」などについて、約10名の参加者に細かく説明され、参加者からは「とても勉強になりました!フィリピンと日本は社会保障の協定がされていることを知らなかった。帰国しても安心」の声が上がっていました。
日本における各国との社会保障協定は2022年2月1日の時点で23カ国となっています。
〇通訳の技法についてのセミナー(2月20日)
講師を務めた吉富志津代氏は外国人との関わりは30年以上あり、今回はフィリピン人向けにコミュニティ通訳に必要な能力、事例紹介を交えながら説明されました。 ケーススタディでは「待ち時間の間に手紙を翻訳してほしい」「デリケートな内容なので、実際とは違う内容を報告してほしい」「通訳していてどうしてもわからない表現が出てきた」などについていろんな意見がでました。 盛りだくさんの内容に約10名の参加者からは「非常に参考になった」「今までの疑問が解けた部分もありました」と話してくれました。