暫定政権発足から1か月
バングラデシュでは7月上旬、公務員採用の特別優遇枠の改革を要求する学生デモ隊の活動がハシナ首相辞任に繋がり、2009年から継続したハシナ政権が終焉しました。
8月8日にはノーベル平和賞受賞者のムハンマド・ユヌス氏を首席顧問とする暫定政権が発足し、16名の顧問には、ハシナ政権を退陣に追い込んだ抗議運動を主導した学生コーディネーターからも2人が就任しました。
この間、治安悪化に伴い、外出禁止令や政府によるモバイルデータ通信の遮断、SNSアプリの使用規制など市民生活にも影響が及び、現地の日本企業もオフィス閉鎖などの対応に追われました。
このオンラインセミナーでは、2014年から2年半ジェトロ浜松事務所に在籍していたジェトロ・ダッカ事務所長の安藤裕二氏から、現地で撮影した映像などを通じて、バングラデシュの「今」と、Z世代の活動がバングラデシュの何を変えたかについてお話しします。