気候変動、生物多様性の喪失、社会的格差の拡大など、今、私たちは世界的な規模の問題に直面しています。気象災害の激甚化や子どもや外国人など社会的弱者の貧困化など、目の前の状況にどうしたらいいか分からず不安を抱えている方も多くいると思います。どうしたらいいのか、私たちに何ができるのでしょうか。
そのためには、今こそ世の中のあり方を根本から捉え直す必要があるのではないでしょうか。今回は、食べ物の多様性を考えることで、私たちがあたりまえと思ってきた社会や世界のあり方を根底から捉え直すことから始めたいと思います。表面的な対処療法ではなく、社会の仕組みを捉え直し、しなやかに枠にしばられず、力強く社会へ働きかけるヒントが得られる、目からウロコのセミナーです。
- 熱帯の森の生活・フィールドワークを疑似体験!~パプアニューギニアの狩猟採集民の生活から食の多様性を考える~
- 忘れられた食べもの「どんぐり」を食べてみよう!~なぜ現代は食の多様性が失われたのか?~
日時:2023年10月15日(日)10:30~12:30
会場:クリエート浜松 1階ふれあい広場
定員:80名
対象:関心のある方(親子でも、市民農園仲間でも、世界に行ってみたい人でも、持続可能な社会に関心ある人でも)
参加費:無料
講師:武田淳氏(静岡文化芸術大学准教授)
開発途上国の貧困や環境問題を研究。専門は、開発人類学と環境社会学。コスタリカとパプアニューギニアの農村で生活しながら調査を行った経験を持つ。現地の生活者の視点から、「より良い国際協力とは何か」を考えている。