2021年度も コロナの 病気に ならないように 注意を しながら 日本語教室を しました。2年目の コロナの年 でした。日本語教室を するときに 対面<教室で 勉強します>か オンライン<インターネットを 使って 家で 勉強します>を 選んだり、2つを 一緒に したり することが 少しずつ できるように なりました。そのような 中で、新しく 始めた ことを 紹介します。
中級クラスを 試しました (外国人学習支援センター( U- ToC)事業)
2021年10月12日、 文化庁文化会議国語分科会<日本語について 調べて 国に 報告などを する ところ>が「日本語教育の参照枠報告」を まとめました。日本語教育の 参照枠とは、日本語の 勉強を するとき・教えるとき などに 参考にする しくみのことです。しくみには、 3つの 大切な 考えがあります。
①「日本語を 勉強する 人を 日本で 一緒に 生活する 仲間と 考えます」、②「言葉を 使って 何が できるかを 大切にします」、③「いろいろな 日本語の 使い方を 大切にします」(日本語を 勉強する 人の 目標は みんな 違うことを 認めます。 目標は、日本人が 使う 日本語と 同じように 日本語を 使えるように なることでは なくても よいです。)の 3つです。また、CEFR(ヨーロッパ言語 共通 参照枠)は、 A,B,Cの 3つの レベルがあります。レベルAは、「他の 人が サポートすれば かんたんな 日本語を 使うことができる」、レベルBは、「他の 人からの サポートが なくても 日本語を 使うことができる」 、レベルCは、「難しい 言葉や 長い 文の 日本語を 使うことができる」 です。ABCの レベルを 2つに分けて 全部で 6つの レベルが あります。また、 文化庁では、 2021年度末から A 1から B 1(B2も 少し 入っています)までの 「生活Can do」<生活の中で なにが できるかを かいたもの>を 作っています。 ですから、U- ToCでも 中級クラス( B 1レベル と 同じくらい)の 授業を 始めました。
中級クラスは、10月1日から3月25日まで、週2日、13時30分 ~ 15時30分の間、オンラインで 授業を しました。もともと 2021年度(2021年4月から3月)の 第1期(4月から9月)に 初級クラスで 勉強した 人から「もっと 勉強したい」という 話が ありました。だから、第1期初級クラスで 勉強が 終わった人から 申し込みが あると 考えて いました。しかし、ほかにも、昔 U-ToC で 勉強して いて N4の 試験に 合格した 人や、外国人 就労 <仕事に つくこと>・定着<長く 働くこと>を サポートする 研修が 終わった人などから、新しい 申し込みも ありました。勉強を した人は 8人(ブラジル、 フィリピン、 メキシコなど)でした。12月に 国に 帰ったときも オンラインで 勉強できました。勉強をした ブラジルの人は、「10年以上 日本に 住んで いますが、日本語を 使って いませんでした。これまでは、通訳を 使って 病院に 行って いました。今は 通訳 なしで 行くことができます。中級クラスで 勉強して 心が 強くなりました。」と 話しました。勉強をする人が 自立した 生活<他の 人の サポートが なくても 生活できること>が できるように、これからも 日本語 の 勉強を サポートすることで 応援を したいです。
大学と 協力を して 日本語教師<日本語を 教える人>を 育てます「天竜 日本語教室での ICT 活用事業」(文化庁 補助 浜松市 委託事業<浜松市が 日本語教室を する ための お金の 一部を 文化庁が 払います>)
浜松市と 常葉大学は 一緒に 学生を 育てながら 浜松市の 問題を 解決する 約束をしています。この約束を もとに、2020年度に 日本語教室を はじめました。2021年度(2021年4月から3月)も 1ヶ月に 1回 天竜 日本語教室で ICT 活用授業 <パソコンや インターネットを 使って 授業を します>を しました。 常葉大学で 日本語教師<日本語を 教える 人>に なる ための 勉強を している 学生9人が 準備をして 授業を しました。常葉大学の 坂本先生、谷先生が 、学生に 日本語を 教える 方法 を 教えて くださいました。ですから、安心して 授業を お願いすることが できました。勉強する人も オンラインで 年が 近い 学生たちの 授業を 受けることを 楽しみにして いたようでした。
また、12月には 天竜教室の 教室と オンラインで 発表会をしました。日本語教室の学生は、 自己 紹介・仕事・趣味の 他、自分の 国や 町について 発表しました。大学生が インターネットと パソコンなどを 使って 発表の スピーチや スライドを 手伝いました。その日は、会場に16人の お客さんが 来ました。発表を 聞いたり、オンラインで 参加している 大学生と 話したりと、あたたかい 空気に 包まれました。 天竜教室で 勉強する人が 仕事をしているところの 方も 来てくれました。そして、勉強する人の 日本語 スピーチを 聞いて 感心<素晴らしいと 思うこと>していました。教室と オンラインの ハイフレックス型 の 発表会は 上手に 進めることが 難しいですが、 教室から 遠いところに 住んでいる 大学生が オンラインで 参加 できます。交通費 <バスなどを 使って 教室に 来るための お金> などが 必要では ありません。また、会場では 勉強する人が 地元<会場の 近くに住む人>の お客さんと 会って 話が できる 良さも あります。これからも くふうしながら 続けて いきたいと 思います。