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HICE NEWS

2015年4月号よりHICE NEWSが全面フルカラーへと一新しました。日本語にルビをふり、部分的に英語とポルトガル語を併記しています。 英語、ポルトガル語の詳しい情報についてはホームページ、Facebookなどをさらに充実させていきますので、そちらをご利用ください。 年2回(9月と3月)はトピックスなども盛り込んだ特集号を発行しますのでお楽しみに!

HICE NEWS

バックナンバー

HICE NEWS (2018.03)

HICE設立35周年記念事業 
日本⇔ブラジル 「移民」そして「デカセギ」の奇跡

 2月6日(火)から11日(日)までクリエート浜松のギャラリー35において、日本からブラジルへの移民の歴史を振り返るパネル展及び、1990年代のブラジルから日本へのデカセギの歴史を振り
返る写真展を行いました。 期間中約900人が会場を訪れ、じっく
りと作品に見入っていました。
 横浜の海外移住資料館のコーナーでは、ブラジル移民に関するパネル展や日本人が生産したジュート(麻)、綿花など実物の展示、日系移民へのインタビューのDVD上映も行いました。
 日本国際協力機構JICAの日系社会シニア・ボランティアとしてマナウス市(ブラジル・アマゾナス州)にて日本語教師として活躍した浜松市出身の鶴田俊美さん作の「マンガでわかる移民の話」はパネル31枚の大作で、読みごたえたっぷり。 ポルトガル語翻訳も展示し、より充実したものとなり、分かりやすいと大好評でした。

 写真家マエダ・ジュニオルさんの写真展では、90年代のブラジ
ルから日本へのデカセギ者の日常生活をモノクロの写真で表
現。 スマートフォンなどなくテレホンカードを握りしめて国際電話のできる公衆電話に並ぶ姿やブラジルのソーセージ(リングイッサ)をフライパンで焼くときに煙を外へ逃がすためにアパートの扉
を開けて調理をしている姿など、当時の生活の苦労や喜びを、若
いブラジル人世代に伝えたいというマエダさんの思いがつまって
いました。

 「県外から浜松に来て、ブラジル人の多さに驚いたが、今回歴
史背景を知り、感慨深かった。」「写真の説明が詩的で彼らの夢
も感じることができた」という感想や、ブラジル人の方から「日本からブラジルへ移民した曽祖父の歴史、そしてブラジルから日本に
来た私たち親世代の歴史の両方を子どもに伝えることができた」
という声も聞かれました。
 2018年は日本からブラジルへの移民110周年の年にあたりま
す。 これを機に、移民とデカセギの軌跡や多くの人々の歩みを振
り返り、そのような人々の思いを受け止めながらこれからの多文
化共生社会について考えていくことができました。

HICE NEWS (2018.02)

【HICE35周年記念事業】
記念誌「世界の人と暮らして」が発刊間近となりました!!!

 4月からHICEスタッフ全員参加で作成してきた、HICE35周年のあゆみや浜松市の多文化共生状況を綴った記念誌『世界の人と暮らして̶浜松国際交流協会35年のあゆみ』『HICE 35th Anniversary Commemorative Book』『Livro Comemorativo dos 35 Anos da HICE』がついに発刊します。
 記念誌『世界の人と暮らして』は、日本語・英語・ポルトガル語の3言語で綴られていて、両面が表紙という斬新なスタイルをとっています。
日本語版は右綴じの縦書きスタイルで、HICEが35年にわたり草の根国際交流を推進してきたことを広く知らせるとともに、浜松市の中の多文化共生の様子を感じてもらうことを目的としています。 英語・ポルトガル語版は左綴じの横書きスタイルで、HICEの取り組みを知らない在住外国人に、HICEの存在を知って活用していただくことを目的としています。
この1冊で、HICEの歴史、浜松市の多文化共生のあゆみ、そして、ハママツの今がわかるといっても過言ではありません。
記念誌『世界の人と暮らして』は3月1日から多くの皆様にお披露目し、HICEや図書館で読むことができます。 ぜひ、一度手にしてみてください!
 先行してHICENEWS読者の皆様には内容を紹介します。 あと少し楽しみにお待ちください。


●行ってみた…日本人があまり行かない外国のイベントやお店へ突撃取材!
●まちかど発見! HAMAMATSU人…街やイベントで、外国人のファッションを撮影。
●外国人のあるある4コマ漫画…在住外国人が日本の生活で勘違いした赤面エピソード。
●おとなりさんは外国人…「家の中に世界がある」をキャッチフレーズに、6カ国の方の1日の流れを取材。
●私のふるさとの味…在住外国人の「おふくろの味」を紹介。
●HICEとともに 35の出会い…35人の市民活動家に、HICEとの思い出をお寄せいただきました。
●「私がよく行くおいしいお店」…日本語教室で日本語を学ぶ外国人によく行くお店を聞きました。
●語り継ぐ浜松―このまちで暮らして―…6人の外国人の方々のライフストーリー。
●HICEへようこそ!―カウンターボランティアのみなさん…カウンターボランティアの方々を紹介。
●35の数字(英・日・ポ)…浜松市の外国人や多文化共生にまつわる状況を表した統計情報です。
●HICE事業紹介(英・ポ)…HICEがこれまで行ってきた事業を写真を中心に一挙紹介。

※(日):日本語版/(英):英語版/(ポ):ポルトガル語版

HICE NEWS (2017.12)

【HICE35周年記念事業】記念事業準備、いよいよ大詰め!

4月から始まったHICE設立35周年記念事業の準備も佳境を迎えています。
今回は、その進捗についてご報告します。
『記念誌作成事業』
HICEの歴史を振り返るだけでなく、浜松市の多文化共生のあゆみや、多様性の魅力について感じてもらえるような冊子を作りたいと、4月から作成してきました。 HICEの顔としてカウンターで出迎えてくれるボランティアの方々をはじめ、設立に携わった方、連
携事業で共に歩んでくださった方等、たくさんの方々からお話を伺い、HICEの新たな一面を知る機会となりました。 いよいよ制作も大詰めです。 2月の発表をご期待ください!

『35周年記念 サヘル・ローズさん特別記念講演』
今年度のグローバルフェアでは、イラン出身のサヘル・ローズさんをお迎えし、特別記念講演を行います。 サヘルさんは、母国で壮絶な体験をした後、養母と来日。 様々な苦難を乗り越え、現在女優・タレントとして活躍されています。 この11月には、自由な発想と強い使命感を持って、社会的活動に取り組む次世代リーダーに与えられる、第9回若者力大賞を受賞されました。 特別講演では多様性の魅力について語っていただく予定です。 入場は無料。
ただし、事前の申込が必要です。 たくさんのご応募をお待ちしております!

『35周年記念 特別パネル展・写真展』
グローバルフェアの3Fギャラリーにおいて、横浜にある海外移住資料館から日系人の移民パネルを出張展示します。 1900年代初頭の様子を表すパネルやグッズなどを見渡しながら奥へ進むと、元JICAシニアボランティア鶴田俊美さん作画の移民漫画パネルのコーナーへと続きます。 日本人が海外へ移民した時の様子が漫画でわかりやすく解説されています。 さらに奥へ進むと、時代が進み、1990年以降の、ブラジルから日本へデカセギに来た日系ブラジル人の日本での生活の様子が写真で展示されています。
これは、写真家Por Junior Maedaさんが1990年代から撮りためた写真で浜松初公開の貴重な写真です。 パネルや写真を通じて、日本~ブラジル~日本と渡った日系移民の軌跡に思いをよせてみませんか。

2月11日、クリエート浜松で開催するグローバルフェアにぜひご来場ください。

HICE NEWS (2017.10)

HICE35周年を振り返る⑤
1992年(平成4年) ブラジル・フェスタ・ハママツ

現在、HICE設立35周年記念事業の準備を行っています。 今回は、1992年2月末に行われたブラジル・フェスタ・ハママツについてご紹介します。

 1991年11月末の外国人登録者は、10,881人で、そのうちブラジル人は5,713人でした。 その5年前にはわずか10人だったブラジル人が1990年の入管法改正で急増しているのがわかります。 フェスタは、外国人に浜松での生活を楽しんでもらい、日本人市民との交流を図るために企画されましたが、開催の背景には、ゴミの出し方や無断駐車などで日本人市民と外国人の摩擦が目立ち始めているからと、フェスタを紹介した当時の新聞記事にありました。 また、同記事には、浜松市では日本語教室なども開催しているが、あまりの急増に対応が追いつかず、外国人への対応の充実を求める国あての意見書を準備したともあります。 多くの外国人が仕事を求めて来日し始めた頃に開かれたこのフェスタ。 交流をきっかけに相互理解を深めようという当時のHICE事務局の意気込みが伝わります。
 フェスタは、ブラジル本国のカーニバルの時期に合わせて開催され、目玉コーナーは、電話会社などの協力による静止画像の国際カラーテレビ電話無料開放でした。 携帯電話がまだ普及していないこの頃、週末になると、テレホンカードを使って国際通話ができる公衆電話に外国人が長蛇の列をなしていることを、別の新聞記事が伝えています。 フェスタでは、事前に応募した7人がテレビ電話で祖国と交信し、家族の顔がテレビ画面に映し出されると泣き崩れる女性もいたそうです。 今では、スマートフォンやPCで動画での通話も簡単にできますが、当時の状況を考えると貴重な機会だったことがわかります。

 時代は変わり、在住外国人のニーズも変化してきましたが、ニーズを捉えて事業を展開していく機動性は常に大切にしたいものです。

HICE NEWS (2017.08)

HICE35周年を振り返る③ HICE NEWSのあゆみ!

現在、HICE設立35周年記念事業の準備を行っています。 今回は、HICE NEWSのあゆみについて紹介します。

 記念すべきHICE NEWS第1号は、昭和58年3月28日に発行されました。 昭和57年12月17日の設立総会の様子や協会規約などが掲載される中、現在も使われているシンボルマークの公募審査結果もありました。 63点もの中から選ばれたシンボルマークは、地球グリーン)と無限の交流を意味する握手(ブルー)を組み合わせたものになりました。 今回の35周年記念誌作成をきっかけに、ぜひ作者の尾藤さんにお話を伺いたいものです。

 HICE NEWSから約1年半後に、「はいすつうしん」という情報誌も発行されるようになりました。 HICE NEWSが外国人へのインタビューや市民からの交流記事の掲載が中心の季刊発行で、「はいすつうしん」は毎月のイベントや講座のお知らせが中心の月刊での発行だったようです。「 はいすつうしん」第2号(昭和59年11月16日)に、こんな話・あんな話というコラムがありました。 浜松市内の外国人の数に関する問合せがHICEに多いということで、当時の外国人登録者数が紹介されていました。 昭和59年10月末時点では、2,403人の登録者数があり、内訳は、韓国・朝鮮が1,988人、中国129人、フィリピン70人、アメリカ61人、ベトナム46人、インドネシア23人・・・と掲載されていました。 また、外国人宿泊客は年間2万人前後にもなり、そのほとんどがビジネス客で、地方都市としては、非常に多い数字だとのコメントもあります。 まさに、世界的な企業が存在する浜松市ならではの、当時のビジネスにおける国際化の始まりを感じました。 一方で、HICEは市民による草の根国際交流によって国際的な相互理解を深め、国際都市浜松を目指す窓口となりました。 現在は、内なる国際化からさらに進んで、多文化共生都市浜松を推進しています。

HICE NEWS (2017.07)

HICE35周年を振り返る②(2008年)

現在、HICE設立35周年記念事業の準備を行っています。 今回は、HICEに保存されている過去のHICE NEWSや資料から、2008年当時の日系ブラジル人と浜松、HICEのつながりについて紹介します。
 2008年は皆さんにとってどのような年でしたか? 2008年は、浜松市における外国人登録者数が33,682人(2008.10)と史上最多となり、浜松市のブラジル人の数が、いつ20,000人を越えるかと注目を集めた年でした。 また、日伯交流100周年の記念の年でもあったため、国内で様々なイベントが行われていました。 浜松でも、浜松まつりでの日伯交流年記念凧揚げや、ブラジル人らによる移民を描いた演劇会、移民パネル写真展、ブラジルについてのセミナーなど、毎週といっても良いほど、市内のあちこちでイベントが開かれていました。 HICEでも、8月に横浜にある海外移住資料館へバスツアーを行い、ブラジルを始めとする8カ国42名の参加者らと交流を深めました。 2008年度に作成された「はままつ多文化共生教材※」には日伯交流100周年事業や海外移住資料館の様子も掲載されています。
 もう一つ、この年で忘れられない出来事が、アメリカの金融危機に端を発した世界同時不況です。 秋以降、浜松でも景気後退の影響を受け、特に派遣という形態で雇用されていた多くの外国人が職を失いました。 外国人市民が安心して生活できるよう様々な支援対策がなされる中、ハローワーク、労働基準監督署、浜松市との連携で、多文化共生センターに外国人のためのワンストップ相談コーナーが開設されました。 また、求職中の外国人に対する日本語教室も国の委託事業として開催され、申込者が殺到したのを今でも鮮明に覚えています。
 2008年の秋までは交流を祝うお祭りムード一色だったのが、突然状況が一変「多文化共生」という言葉の裏にある厳しい現実を突きつけられ、意識の変化を求められる年となりました。


※「はままつ多文化共生教材~考えよう! ともに生きる浜松の未来~」はHICE HPよりダウンロードできます。

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